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全力で萌えつきることをここに誓います ※ネタバレ水曜日
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金曜日は更新あるとか言いながら、もう今日は日曜日です。何故だ!

1月が終わりました。
冬は年末を挟み、夏からコッチ、全部この冬に向かって突き進むのでなんだかとっても長期戦で疲れます。
夏は短くて暑いしはじけるのでそんなにしんどい!とは思わないんですが、冬は長いですね。1月のインテが終わり、あまり実感が無いまま今です。気付けば正月休みについた肉が、いつの間にか贅肉として私の体にまとわりつきました。いつの間にか履けなくなった服がまたそこここに。そう言えば夏コミってそろそろしとかないと駄目なんじゃなかったかしら。あっぶなーい!
この贅肉ですが最近、晩御飯をお風呂の後に食べるようにしているのです。そしたらですね、あまり晩御飯をガッツリ食べなくなるのです。それで確かにあまり食欲も無いのです。が、問題は午前2時に空腹で目が覚めるということです。この飽食の時代にひもじくて目が覚めるってどういうことだ。それで朝ごはん、食パン2枚におじやも食べて、昨夜の鍋の残りも食べました。これは、体が飢餓期だとカンチガイしているんではなかろうか。パン2枚っておかしくない?ダイエットは血糖値が制す!みたいな感じですがこんなにも空腹ではいけないだろう。新たな策を講じなくては。

続きから、忘れ去っていた良い風呂の更新です。良い風呂の続きが見たいなーといわれたので。お待たせして申しわけありませんー。けれどもオチしか覚えていない事実。ちょっと思い出しますので今回は少な目の更新です。



化学教師が器用にカニの足をすくうと、あとは一言も喋らずにむしゃむしゃと食べ始めた。
この人もカニを食べるときは無言になるのかと、小さな発見をしつつふらりと小狼がその隣を見ると、体育教師と目が合う。
なんですか、と視線で問うとカニの足を小鉢によそわれる。
「あ。ありがとうございます」
「カニも食え。たまご焼きもあるし餃子もあるし、たまご焼きもある」
「あ、はい。頂きます」
「たまご焼きもある」
どれだけたまご焼きを勧めてくるのかと小龍は体育教師を見遣った。むっつりとしたその横顔に、あれ?と首を傾げる。
「もしかしてたまご焼き、黒鋼先生が作ったんですか?」
「ああ」
頷いた体育教師を見遣り、次にたまご焼きを見詰めた。
今日のたまご焼きは少し形が悪い。今日も好物が食卓に並び、少しつぶれたそれに失敗したのかと思っていたが、道理で、と小龍は腕を伸ばした。
気付いた体育教師が取り、小龍はどうも、とたまご焼きが乗った皿を受け取る。切られたたまご焼きを箸でつまむとひょいと口へ放り込んだ。
もぐもぐと咀嚼する小龍をじっと見遣り、体育教師がどうだ、と感想を求めてくる。
「美味しいですよ」
じっくりと咀嚼し、味わった感想を何気なく伝えると、小龍の隣でユゥイがむっつりと唸った。
「――小龍くん。オレのたまご焼きは美味しいとは言わないのに・・・・・・」
「ユゥイさんが作るのはぺちょぺちょしてるんです」
ぺちょぺちょ、とユゥイが口の中で言葉を復唱した。箸を銜えたままむっつりしたユゥイに体育教師はハハンと返す。
「俺の勝ちだ」
途端にムッとユゥイが体育教師を睨み付けた。その勝気な瞳に小龍は瞬きを繰り返す。
「あれ?もしかして勝負だったんですか?」
「そうそう。黒たんがたまご焼きなんか目ぇ瞑ってても出来るとか言ってユゥイを馬鹿にしたのー。ユゥイも黒たんのクセに生意気ーとか言い返して、」
「誰も馬鹿になんかしてねぇだろうが」
「オレも黒鋼先生のクセに生意気なんて言ってないでしょ」
化学教師の言葉にふたりがわっと返し、小龍はこくりと頷いた。
「要約したらそうなったんですね。それから?」
「それでーふたりともケンカはじめちゃったからーこうなったら小龍くん呼んでどっちが美味しいか決めてもらおうってオレが提案したのー」
以上ですーと化学教師が話を締めくくった。
はぁ、と小龍は返事に困ることを聞かされ、とりあえず恋人をちろりと見遣る。
むっつりと押し黙ったままのユゥイはもうカニどころではないのか、視線を落として拗ねている。対して体育教師は満足げな顔で今もバリバリとカニの足を割っていた。
どうしようかなーと思いつつ小龍はもう一度たまご焼きをつまむと、化学教師へと続ける。
「それが突然呼ばれた真相なんですね」
「そうそうー」
「すっかりユゥイ先生の機嫌が悪くなったんですけど」
「かわいそうにー」
にんまりと笑って続けられた言葉に小龍は一瞬だけきつく睨み付けた。
なぁに?と余裕な笑みを返され、相変わらず手の込んだ嫌がらせに肩を竦める。
もぞりと身じろぎ、コタツの中ですっかり拗ねたユゥイの足にコツリと触れると目が合った。すぐにツンとそっぽを向いたが足は触れ合ったままで、拗ねてはいるが怒ってはいない。
コタツの中でユゥイのぬくもりを感じながら、小龍はどうしようかなーとたまご焼きを口の中に放り込んだ。

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続きます
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